考え方
COICHI LANGUAGE SCHOOLは個別課題型、学習プロセスを重視したオンラインフランス語会話スクールです。
フランス語はヨーロッパやアフリカ、インド洋、南米の国々で使用されている言語です。世界で最も人気の高い旅行先であるフランスから、国連などの国際機関に加えて、スイスに本部のある「赤十字」やフランスに本部がある「国境なき医師団」などの団体でも公式言語として扱われているので、旅行やビジネスまで、ニーズや学習へのモチベーション、課題は様々。
基礎的な語彙や文法を学び、旅行などで単文を使って簡単な会話ができれば、もっと楽しいのに
英語はできるけど、フランス語もできたら、選択肢が広がるな
機会があれば、いつでも出張できればいいな
仏語圏の人と信頼関係が築きたい
将来国際協力機関で仕事ができたらいいな
このようにモチベーションは様々ですが、外国人としてフランス語を学ぶ私たちが大切にしたいのは、「基本を丁寧に積み上げていく」ということです。シチュエーションや文脈を明確にし、その文脈の中でどのような語彙や表現や文型を使って会話をすると相手に理解してもらえるのかを理解しながら学習を進めることで、運用力の向上につながると考えています。「なんとなく慣れる」より、基礎をきちんと理解し、実践会話で運用する、このプロセスを経ることで確実に身につく、と考えています。
したがって、文型や表現の運用のために必要なドリル練習などは行いますが、資格試験の対策をする、和文に翻訳をする、文脈のない練習問題をひたすらやる、といった、市販教材を使って自習できるような機械的な学習はしません。
ただし文法や発音ルールの学習をおろそかにするという意味ではありません。フランス語は(英語と比較すると)発音のルールや文法が明確に規定されており、例外は少ない言語です。例えば綴りの読み方のルール、発音上のルール、動詞や前置詞の変化など細かく規定されていて、これらのルール通り運用すれば、ある程度発音できたり、うまく文を作ったりすることができます。
また、文型や文の作り方もとても重要だと考えています。文型は、自分の考えを言語にのせる時のOSであり、お互いに理解するためのプラットフォームです。学習初期から文型を意識しないと正しく伝わりませんし、相手の意図を理解できません。正しい文型が身につかないうちに、語彙や表現の量を増やしても、難しい単語の羅列や、日本語からの翻訳調のぎこちない作文に陥りがちで、必ずぶつかる中級者の壁を乗り越えることは難しいと思います。
以上の点から、当スクールでは、短期間での成果を求めるより、後々の伸びを優先し、学習者のレベルや課題を分析し、個々のの目標と学習ニーズに合わせたプロセス重視の学習を大切にしたいと思っています。